週末はホメオパシーの授業でした。
今回はホメオパシーの祖ドイツ人のハーネマンが書いた「オルガノン」の一部の勉強と、レメディの勉強をしました。
レメディの勉強では「風の谷のナウシカ」を観ました。
私が観たのはもう10年以上前で王蟲の大群の場面ぐらいしか覚えていませんでした。
映画が始まってすぐに宮崎ワールドに引き込まれました。
この映画背景はソ連崩壊前の核兵器の恐怖にさらされていた時代です。
物語の中に出てくる腐海に脅かされて生活をしている人々がそれを象徴しているようでした。
人間はいつも自分本位でしか考えることしかできず、自らが作り出した状況を他のもののせいにして
間違った解決策をとろうとします。
ナウシカは全てのことをありのままに見ようとして戦います。
この映画で「ありのままにみる」ということが、とてつもなく大変であることを感じました。
いつも偏見の殻に閉じこもった自分から世界を見ることしかできない・・・
人間だからしょうがないやと思いながらも、少しずつでも変わっていきたいなと思います。
ちなみにこの映画に流れるテーマは「ナットムール」という岩塩のレメディです。
登場人物のナウシカ、王蟲、そして宮崎駿監督にもナットムールのテーマが流れているようです。
ナットムールは悲しみのレメディといわれています。
たしかに、この映画全体には永遠には解決できない悲しみが漂っています。