先週から5泊6日の屋久島旅に行ってきました。
梅雨の時期で屋久島は雨が多いということを想定して、少し長い滞在にすることにしました。
今年の梅雨は屋久島の人たちも「よう降るね〜」と言うぐらい雨が多く、滞在中の晴れは半日しかありませんでした。
さすがに山登り初心者なので雨の日は軽く1から2時間程度しか歩けませんでしたが、森の中は樹木の枝が茂り雨がたくさん降っていても小雨ぐらいになっています。
森の中から出たときは、こんなにたくさん降っていたのかとびっくりします。
屋久島は鹿児島空港から約35分のフライトで到着します。
梅雨時期は、島全体が雲で覆われていることがほとんどです。
往復とも視界が悪く、飛行機が屋久島空港に着陸できるかわからず緊張しましたが何とか大丈夫でした。
飛行機の窓から見る風景は屋久島を離陸してからすぐに雲で一面で全く景色は見えません。
こんな悪い視界の中を無事に着陸できるなんてすごい技術だと感心しました。
滞在中は縄文杉コースを歩いた一日以外はゆっくりのんびり過ごしました。
雨で無ければ、色々なコースをたくさん歩く予定でしたが、雨のお陰でゆっくりと島を味わうことができたように思います。
大阪に帰ってきた時は、一週間がすっぽり抜けたような不思議な感覚でした。
屋久島には自然がたくさんあって、旅する人それぞれの楽しみ方ができるように思います。
もちろん行く時期によっても自然が見せてくれる姿も全く違うと思います。
梅雨という時期は仕方がなく選んだ時期なのですが、とても良かったと思います。
島は「世界遺産より雨の方が有名だよ」とレンタカー屋さんのおじさんは言っていましたし、「一ヶ月に雨が35日降る」と言われているくらい雨が多いです。
でも島の雨は大阪での雨と違って気にならないのです。
小さな島が一つの大きな生命体で雨もそのひとつで欠かすことのできない存在だと感じるからかもしれません。
海から蒸発した水が雨になり、山で降る雨が植物達を育て、沢や滝になり海へと帰っていくという自然の循環を目で見、肌で感じることができました。
人工的なものが何一つ混じっていない森はシンプルです。